2025年版 中古バイクの市場価格概覧

2025年、中古バイク市場は引き続き高水準で推移しています。特に125cc以下のスクーターや、趣味性の高い大型スポーツバイクは高値を維持。新車の価格上昇により、中古バイク相場も全体的に底堅くなっています。

背景には以下のような要因が考えられます。

• 新車納期の長期化
• 海外需要の高まり
• 部品供給の不安定化

これらが重なり、手頃な価格帯の中古バイクが注目されています。

タイプ別に見る中古バイクの価格動向

スクータータイプ

都市部での利便性を求めるユーザーに人気のスクーター。特に125ccクラスは通勤・通学需要が強く、価格は15万円〜30万円台で安定しています。

狙い目は、走行距離が1万km以内で3〜5年落ちのモデル。新車価格との差額を考えると、コストパフォーマンスが高くなります。

スポーツタイプ

高出力エンジンとスポーティなデザインが魅力のスポーツバイク。人気モデルは新車同様の価格がつくこともあります。

250cc〜400ccクラスなら、50万円〜80万円前後が目安。中型クラスのCBRやYZFシリーズなどが高値安定中。大型は100万円超えも珍しくありません。

ネイキッドタイプ

扱いやすさとカスタム性の高さが魅力のネイキッドバイク。中古バイク相場では、30万円〜60万円台が中心です。

特に400ccクラスは中古市場でも供給が多く、選択肢が豊富。5年落ちでも外装が綺麗なら十分狙い目となります。

アドベンチャータイプ

近年人気が急上昇しているアドベンチャーバイク。ツーリング志向の高まりとともに中古価格も上昇傾向です。

排気量によって異なりますが、50万円〜100万円超えが一般的。年式の新しいものは割高ですが、耐久性の高い車種も多く、長く乗れる一台を選びたいところです。

購入時に気をつけたい価格帯と選び方

中古バイクは年式・走行距離・メンテナンス状況によって価格が大きく変動します。価格帯を見る際のポイントは次の通りです。

• 走行距離：1万km以内なら良好、2万km超えは要チェック
• 年式：新しいほど高額、5年以内がひとつの目安
• メンテナンス履歴：整備記録があるか、オイル交換歴はどうか
• カスタム状況：改造車はリセール時に不利なことも

安さだけで選ぶと後悔するケースも多く、相場価格から大きく外れる場合は理由を確認することが大切です。

相場を利用した賢い中古バイクの買い方

中古バイク相場を知ることで、より納得のいく選び方ができます。

• 複数の販売店・オンラインサイトで価格比較をする
• 相場より極端に安いものには理由がある
• 季節によって価格が変わることもある（春〜夏は高め、秋〜冬は値下がり傾向）
• 下取り・買取価格も調べておく

また、購入後の維持費も考慮に入れましょう。保険・税金・車検・消耗品交換費用まで含めて、総合的に判断することがポイントです。

まとめ

2025年の中古バイク市場は、依然として高値傾向にありますが、タイプごとの特性や市場動向を知れば、狙い目のモデルを見つけることができます。中古バイク相場をしっかり把握し、適正価格での購入を目指しましょう。

バイク選びは焦らず、情報収集を重ねることで、後悔しない選択ができるはずです。