ネットショップ初心者向けEC分析ツール5選【無料あり】
ネットショップを立ち上げたばかりの方にとって、「売上が伸びない」「訪問者が買ってくれない」などの悩みはつきものです。そんなときに必要なのがEC分析ツール。アクセス数やユーザーの行動を「見える化」することで、何がうまくいっていて、何が改善すべきかが明確になります。 本記事では、初心者でも扱いやすく、無料で始められるおすすめのEC分析ツール5選をご紹介します。各ツールの特徴や導入のポイントをわかりやすく解説しますので、ツール選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。
なぜ分析が必要か?売上改善に役立つ指標とは
ネットショップ運営で最も重要なのは「勘に頼らず、数字で判断すること」です。感覚的に「この商品が売れそう」と思っても、実際の購入率や訪問者数、離脱率などを見なければ真の原因はわかりません。
分析によって見えるようになる主な指標には以下のようなものがあります:
- セッション数・訪問数:お店に何人来ているか
- 直帰率・離脱率:どれだけの人が最初のページで帰っているか
- CVR(コンバージョン率):訪問者のうち何人が購入してくれたか
- 滞在時間:ユーザーがどれだけ興味を持っているかの指標
- ユーザーフロー:どのページからどこへ遷移したか
これらを把握することで、たとえば「カートに入れたのに購入されない」というようなボトルネックの可視化ができ、適切な改善策が立てられます。
GA4の基本設定と見方
Googleが提供する無料のアクセス解析ツール「GA4(Googleアナリティクス4)」は、ネットショップ運営者にとって最も基本的かつ強力なツールです。
GA4の特徴:
- 無料で利用可能
- イベントベースの分析に対応
- ショッピング行動の可視化も可能
- Google広告やSearch Consoleとの連携が簡単
初期設定の流れ:
- GoogleアカウントでGA4にログイン
- プロパティの作成とウェブサイトへのタグ設置
- イベント設定で「購入」や「カート追加」を追跡
初心者が見るべき指標:
- リアルタイムレポート:現在サイトに何人いるか
- エンゲージメント:滞在時間やページ遷移
- イベント:購入やカート追加などの行動
- ユーザー属性:流入元や使用デバイス
特に「どのページから購入に至ったか」を追うことで、コンバージョンの高いページを把握できます。
Shopify Analyticsの強み
もしあなたがShopifyを使ってネットショップを運営しているなら、Shopify内蔵の「Shopify Analytics」も非常に有用です。
主な機能と利点:
- 注文数、平均注文額、リピート率などの把握
- 商品ごとの売上分析
- 顧客の地域やリファラ分析
- Shopifyアプリを通じた追加分析も可能
Shopifyの管理画面からワンクリックでデータが見られるため、データ分析に不慣れな初心者でも簡単に使えるのが魅力です。
また、有料プランに移行すればより詳細なレポートやカスタム分析も可能になります。
ヒートマップツール(Ptengine、Hotjar)紹介
サイトを訪れたユーザーが「どこをクリックしているのか」「どこで離脱しているのか」を視覚的に示してくれるのがヒートマップツールです。
Ptengine(ピーティーエンジン)
- 日本語対応で初心者にもやさしい
- スクロールマップやクリックマップ、離脱分析が可能
- 無料プランあり(PV制限あり)
Hotjar(ホットジャー)
- 海外発のツールながら直感的に使える
- レコーディング機能でユーザーの操作を動画で確認可能
- 英語UIだが、日本語でも使える設定あり
- 無料プランでも十分な機能が使える
ヒートマップの活用例:
- 商品画像がクリックされていない → 画像変更
- 購入ボタンが見られていない → 配置変更
- 長すぎる説明で離脱が多い → コンテンツ改善
ユーザーの動きを「目で見て理解」できるので、文章より視覚で把握したい方には特におすすめです。
各ツールの比較と導入ポイント
では、ここまで紹介したツールをどう選ぶべきでしょうか?初心者が選ぶ際のポイントは以下です:
目的に合わせる
- 全体のアクセス状況を知りたい → GA4
- 売上や注文データに特化した分析がしたい → Shopify Analytics
- ユーザーの行動を視覚的に確認したい → ヒートマップ(Ptengine、Hotjar)
操作性とサポート
- 日本語対応の有無
- 設定の難易度
- スマホやタブレットでも確認できるか
無料プランの有無
- 多くのツールは無料から始められるので、まずは試してからアップグレードを検討すると良いでしょう。
まとめ:ツールを使いこなして、ネットショップの成長を加速させよう
ネットショップを始めたばかりの段階では、どこから手を付けてよいか悩むことが多いと思います。だからこそ、「数字を見て、改善を繰り返す」ことが成功への近道です。
今回ご紹介したEC分析ツールは、どれも初心者でも始めやすく、無料で試せるものばかり。ぜひ一つずつ導入してみて、自分のお店に最適なデータ活用法を見つけてください。